インフォーマル・ラーニング

社内研修、外部研修、講習会やセミナーなど、会社や学校によって組織化され、学習内容が事前に計画されたものをフォーマル・ラーニングと呼びます。それに対し、インフォーマル・ラーニング(Informal Learning)とは意図的でない日常の活動の結果としての学習を指します。
業務で分からない箇所を自分で調査する、先輩社員からアドバイスを受ける、休日に参加したサークル活動で獲得したスキルが「業務に役立つのでは」と感じるなど、これら全てがインフォーマル・ラーニングと呼べるでしょう。従来の集合研修や講習会での学びはどうしても受動的になりがちでした。一方インフォーマル・ラーニングは、自発的な発見や何気ない会話からの気づき、そして「知りたい」という意思が深い学習をもたらします。
70/20/10の法則の項で「研修から実務経験まで学びの枠を広くした学習デザインの設計が求められている」と述べましたが、今後インフォーマル・ラーニングの機会を拡充させることが、学習効果を高め、教育にかかるコストを低減させるでしょう。受講者・社員同士が互いに教え合える場、上司や先輩社員によるフィードバックやアドバイスが出来る環境、これらを整備することも教育・研修担当者に求められる役割の1つになりそうです。